第8回 蛾(ガ)が教えてくれる、『怒りをコントロールする方法』とは?【前編】
【 この物語の概要 】
昆虫は動物の75%を占めている、地球上でもっとも繁栄している生き物です。
昆虫はどのようにして、それだけの繁栄をしたのでしょう?
昆虫繁栄の仕組みを、『人間の生き方にどう活かすか?』を、
おもしろ楽しく紹介しています。
この物語は、“会議のコンサルティング”を仕事にしている齊藤が、
ある日、ふらりと立ち寄った昆虫館でのお話です。
昆虫館の館長は、蟻田さんという巨大なサムライアリです。
【 本編はここからです 】
齊藤 「ちょっと、いい加減にして下さい!」
蟻田 「なんじゃ、そんなに怒鳴るな」
齊藤 「何でいつも、気が付くと人の財布からお金を抜き出すんですか!?」
蟻田 「授業料でござる、授業料」
「拙者はいつも、頭の固いお主に昆虫の叡智を
教えてあげているではござらんか」
齊藤 「それと財布からお金を抜き取るのは別です!」
「昆虫のくせに、手癖が悪いなんて最悪ですよ!」
蟻田 「拙者らに『手』はござらん。すべて『足』でござる」
齊藤 「そんな屁理屈聞いてません!」
「だったら、そういうスリまがいな事から、早く『足』を洗って下さい」
蟻田 「お主もたまにはうまい事を言うでござるな。褒めてしんぜよう」
齊藤 「うれしくないです!」
蟻田 「まーまー、短気なお主にいい話を聞かせるでござる」
「蛾にとっての天敵のひとつはコウモリでござる」
「コウモリは蛾を捕らえる時には結構複雑な事をする」
「最初に、蛾がどの辺にいるか超音波を出す」
「次に反応があった方に飛んでいく」
「最後にもう一度超音波を出し、蛾の位置を
正確に把握してから攻撃をする」
齊藤 「おお、さすがコウモリ。精密機械のような行動ですね」
蟻田 「コウモリの超音波は、正確無比な攻撃でござるが、
おもしろい方法で対抗するキシタバという蛾がおるでござる」
齊藤 「おもしろい方法?」
- 蛾のおもしろい対抗手段は、次回に続きます -
【 作成者 】
志縁塾 講師 齊藤 正明 (会議コンサルタント)
大学卒業後、水産分野の研究開発に従事。
その研究所は、所長の無理な指示で2割くらいの
社員が会社を休む環境であった。
齊藤自身も、マグロの鮮度保持剤を開発している時、
所長から、「お前は一度、マグロのすべてを知ってこい」
と言われ、マグロの遠洋漁業に出され、その後、
うつ状態で休職。
個人の能力が発揮できるよう、対等な話し合いの場を
作るため会議術(ファシリテーション)を学び、
独自の方法を開発。
現在、会議コンサルタントして活躍。
趣味の昆虫採集と、コミュニケーション術を併せた
コラム、東京京橋昆虫館物語を、ここに連載中。
ファシリテーター齊藤正明の公式サイトは、
ここから見られます。


