第5回 ミミズが教えてくれる、『色々な人を受け入れられる考え方』 【 前編 】

【 この物語の概要 】

 昆虫は動物の75%を占めている、地球上でもっとも繁栄している生き物です。
 昆虫はどのようにして、それだけの繁栄をしたのでしょう?

 昆虫繁栄の仕組みを、『人間の生き方にどう活かすか?』を、
 おもしろ楽しく紹介しています。

 この物語は、“会議のコンサルティング”を仕事にしている齊藤が、
 ある日、ふらりと立ち寄った昆虫館でのお話です。

 昆虫館の館長は、蟻田さんという巨大なサムライアリです。




【 本編はここからです 】

齊藤 「ああ、僕の1万2千円。僕の1万2千円・・・」

蟻田 「そんな落ち込む程の事ではござらん」

    「金は天下の回りものじゃ」

齊藤 「全然回ってもいないです! 蟻田さんが僕のお金を
     ふんの上に落としたんです!」

蟻田 「まぁまぁ、落ち着かれよ」

    「特別に今、お主に超進化をした生物を見せてやろう」

齊藤 「超進化した生物ですか?」

蟻田 「さよう! その生物はこの土の中におる。 手を入れて探してみよ」

齊藤 「噛んだり、毒はいたりしません?」

蟻田 「大丈夫、おとなしい生き物じゃ」

齊藤 「ホントかなぁ~・・・?」

     - ムギュ -

齊藤 「・・・何か今、ものすごーく嫌な感触ありましたよ」 (-_-;)

蟻田 「掴んで出してみよ」

齊藤 「うわっ! 何だ!? このでっかいミミズ!!」

蟻田 「シーボルトミミズでござる」

    「長さは30cm」

    「このブルーメタリックのカラーがかわいいじゃろう?」

   シーボルトミミズの写真は、(社)生態系自然トラスト協会様の
   HPを参照してください。


齊藤 「心臓に悪いです!」

    「このでっかいミミズが、超進化した生物なんですか?」

蟻田 「いや、どの種類でも、ミミズは超進化生物でござるぞ」

齊藤 「ミミズが?
    どう考えても退化した生き物に見えるんですが・・・」

蟻田 「なぜそう思うでござる?」

齊藤 「だって、手足もないじゃないですか」

    「動きも遅いから、すずめにもすぐ食べられるし」

    「あ、そういえば、雨が降った次の日って、どうしてミミズは道路で
     ひからびているんですか?」

蟻田 「その理由は、また次回!」


      - 次回に続く -