第39回 ヤゴから学ぶ『オンリーワンの人材になる方法』とは?【後編】
【 前回からの続きです 】
齊藤 「うわっ! 何ですか?今の餌のとり方!?」
「カメレオンみたいに、舌みたいのが延びてメダカを捕まえました」
蟻田 「防御の時には、ジェット噴射をお尻から出した」
「それで、超高速で逃げる事ができるでござる」
「攻撃の時には、ジェット噴射を顎に噴射したでござる」
「するとアゴが銛のようになり、メダカに突き刺さるでござる」
齊藤 「お祭りの時に売っている、吹くと伸びる笛みたいですね」
蟻田 「まさにそんな感じじゃな」
「“攻撃”と“防御”は、相反するものである」
「しかし、相反する能力を同時に持てると、
ヤゴのように強い生物になるでござる」
齊藤 「私の前職に、元、麻薬捜査官がいました」
「その人が、優秀な麻薬捜査官の話をしてくれたんですよ」
「優秀な麻薬捜査官は、まず、“正義の心”を持つことが大事だそうです」
「それと同時に、“密売人の心”を持つ事が大事だと言っていました」
蟻田 「ほう」
齊藤 「結局、正義の心だけでは、犯人を逮捕できないそうです」
蟻田 「密売人の心理にならないと、麻薬の隠し場所がわからないのじゃな」
齊藤 「はい、そう言ってました」
「今、蟻田さんに教えてもらった、ヤゴの話と似てるなと思いまして」
蟻田 「うむ。似ておるの」
「お主は今日、“自分の長所”や“人よりも秀でた所”はどこか、
気にしておったな」
「拙者は思うのじゃが、ずばぬけた長所がある人間は、
一方で接しにくいように感じる」
「たとえば、“とても正義感が強い人”がいたとする」
「そういう人は、少しでもルールから外れると、注意をしてくれるのは
いい所かもしれないが、一方で指摘魔になる可能性も高い」
齊藤 「結局、長所は短所の裏返しになる場合が多いのですね」
蟻田 「なので、反対の性質を持ち合わせる人間は、
数少ない上に貴重だと思うでござる」
齊藤 「麻薬捜査官のように、“正義の心”と、“泥棒の心”を持つことですか?」
蟻田 「うむ、もっと具体例を言えば、次のようなものがあるじゃろう」
「“主張する力”と“人の話を聞く力”」
「“批判する力”と“受け入れる力”」
「“説得する力”と“共感する力”」
「“統率する力”と“協調する力”
「“持続力”と“瞬発力”」
「“大胆に進める力”と“慎重に進める力”」
「“自制する力”と“高揚させる力”」などな
齊藤 「私も前職で技術者をしていた時、コミュニケーション能力で、
買われていた部分がありました」
「技術者は、コミュニケーションがとれない人が多かったので、
本社も困っていたのですが、その仲介を私がやっていた事がありまして」
「私は、バリバリに活躍している技術者に比べ、技術力は劣りますし、
営業さんに比べれば、コミュニケーション力が高いわけではなかったです」
「でも、そこそこ技術ができて、コミュニケーションができる人材は
貴重だったようです」
蟻田 「お主の特長を出すためには、どこかひとつの長所を
極端に伸ばすだけが手段ではない」
「ヤゴのように、ハイブリットな能力を身につける事も、
人としての特長を出すための手段になるのでござろう」
齊藤 「ちなみに蟻田さんは、どの辺がハイブリットな能力なんですか?」
蟻田 「拙者は、“現金”でも“小切手”でも働くでござる」
齊藤 「結局、金じゃないですか・・・」 (; ̄д ̄)ハァ
【 作成者 】
志縁塾 講師 齊藤 正明 (会議コンサルタント)
大学卒業後、水産分野の研究開発に従事。
その研究所は、所長の無理な指示で2割くらいの
社員が会社を休む環境であった。
齊藤自身も、マグロの鮮度保持剤を開発している時、
所長から、「お前は一度、マグロのすべてを知ってこい」
と言われ、マグロの遠洋漁業に出され、その後、
うつ状態で休職。
個人の能力が発揮できるよう、対等な話し合いの場を
作るため会議術(ファシリテーション)を学び、
独自の方法を開発。
現在、会議コンサルタントして活躍。
趣味の昆虫採集と、コミュニケーション術を併せた
コラム、東京京橋昆虫館物語を、ここに連載中。
ファシリテーター齊藤正明の公式サイトは、
ここから見られます。
【 近日行うセミナー 】
志縁塾で、近日行うセミナーについて、ご紹介いたします。
よろしければいらしてください。
①7月 9日(水) 19:00~21:00
会議術セミナー
②7月23日(水) 19:00~21:00
昆虫などから学ぶ、人生をよりラクに生きるコツ
③8月24日(日) 10:30~14:30
【NPO企画】齊藤正明プロデュース!
大谷由里子と昆虫にふれよう!【 夏の昆虫採集 】


