第38回 ヤゴから学ぶ『オンリーワンの人材になる方法』とは?【前編】
【 この物語の概要 】
昆虫は動物の75%を占めている、地球上でもっとも繁栄している生き物です。
昆虫はどのようにして、それだけの繁栄をしたのでしょう?
昆虫繁栄の仕組みを、『人間の生き方にどう活かすか?』を、
おもしろ楽しく紹介しています。
この物語は、“会議のコンサルティング”を仕事にしている齊藤が、
ある日、ふらりと立ち寄った昆虫館でのお話です。
昆虫館の館長は、蟻田さんという巨大なサムライアリです。
【 本編はここからです 】
齊藤 「蟻田さん、私の長所ってどこですかね?」
蟻田 「なんじゃ、やぶから棒に」
齊藤 「ちょっと気になりまして・・・」
蟻田 「そうじゃな~、長所は“鼻の下”」
「短所は、“足”ではござらんか?」
齊藤 「なるほどですね! ってオイ!」 (#`Д´)
蟻田 「人に比べて、思いっきり秀でた部分を持っている人の方が稀ではないかの」
齊藤 「そうなんですかね~・・・」
「おっ、その机の脇にある水槽はなんですか?」
蟻田 「ホレ、オニヤンマのヤゴでござる」
「田んぼで採集をしてきたでござる」
↓ オニヤンマのヤゴ (多摩動物公園 昆虫園様にて撮影)

齊藤 「オニヤンマは、ヤゴの時から大きいですね」
蟻田 「トンボはかつて、世界最大の昆虫でござった」
「ちなみに、一番古い昆虫は、トンボと考えられておる」
齊藤 「一番大きかったって、どれくらいですか?」
蟻田 「これじゃ、見てみよ」
↓ 地球で一番大きかった虫 (多摩動物公園 昆虫園様にて撮影)

赤い枠の中にトンボの絵があります
齊藤 「でっかいトンボ!」
蟻田 「羽から羽まで、75cmあるでござる」
齊藤 「トンボというよりも、鳥ですね」
蟻田 「名前をメガネウラと言う」
齊藤 「眼鏡の裏?」
「“トンボのメガネ”の由来って、ここからきたんですか?」
蟻田 「全く違う!」
「“メガ・ネウラ”と区切って読むでござる」
「メガは、メガマックのメガ。 つまり、大きいという意味でござる」
「ネウラは、“線”とか、“筋”とかの意味でござる」
「“神経”を、英語で“ニューロン”と言うじゃろう?
ニューロンは、ネウラが語源じゃ」
齊藤 「なるほど、神経も“線”ですもんね」
蟻田 「ちなみに、トンボの場合のネウラ(線)とは、
羽に付いている模様の事じゃ」
齊藤 「“羽にデッカイ線を持つ虫”という意味なんですね」
蟻田 「さよう」
「さて、話をヤゴに戻そう」
「ヤゴは、大きさの割に強い水生動物でござる」
齊藤 「へぇ、何が強みなんですか?」
蟻田 「ちょっと手を入れてみよ」
齊藤 「おっ、ヤゴがすごい勢いで逃げましたね」
蟻田 「うむ。 ジェット噴射を使い、1秒で、約50cm移動できる」
「これを人間に換算すれば、1秒で20mも移動できる計算になるの」
齊藤 「なるほど、逃げ足の速さが生き残る秘訣でしたか」
蟻田 「いや、違う」
「ヤゴの強さの秘密は、このジェット噴射を“攻撃”と“防御”の
両方に使うのじゃ」
齊藤 「攻撃に? 体当たりでもするんですか?」
蟻田 「違う。 試しにメダカを与えてみるでござる」
- ヤゴの餌のとり方は?次回に続きます -
【 作成者 】
志縁塾 講師 齊藤 正明 (会議コンサルタント)
大学卒業後、水産分野の研究開発に従事。
その研究所は、所長の無理な指示で2割くらいの
社員が会社を休む環境であった。
齊藤自身も、マグロの鮮度保持剤を開発している時、
所長から、「お前は一度、マグロのすべてを知ってこい」
と言われ、マグロの遠洋漁業に出され、その後、
うつ状態で休職。
個人の能力が発揮できるよう、対等な話し合いの場を
作るため会議術(ファシリテーション)を学び、
独自の方法を開発。
現在、会議コンサルタントして活躍。
趣味の昆虫採集と、コミュニケーション術を併せた
コラム、東京京橋昆虫館物語を、ここに連載中。
ファシリテーター齊藤正明の公式サイトは、
ここから見られます。
【 近日行うセミナー 】
志縁塾で、近日行うセミナーについて、ご紹介いたします。
よろしければいらしてください。
①7月 9日(水) 19:00~21:00
会議術セミナー
②7月23日(水) 19:00~21:00
昆虫などから学ぶ、人生をよりラクに生きるコツ
③8月24日(日) 10:30~14:30
【NPO企画】齊藤正明プロデュース!
大谷由里子と昆虫にふれよう!【 夏の昆虫採集 】


