第34回 マンボウから学ぶ『アドバイスの聞き方』とは?【後編】
【 前回からの続きです 】
蟻田 「マンボウという魚は、魚類の中で、一番卵を産む」
「1回の産卵で、約3億個じゃ」
齊藤 「ケタ違いの多さですね」
蟻田 「しかし、大人になれるのは、そのうち3匹程度でござる」
「2007年の年末ジャンボ宝くじで、2億円が当たる確率は、1000万分の1」
「なので、マンボウが大人になるには、2億円当てるより、30倍も難しい」
齊藤 「マンボウの生き残り競争は厳しいっすね!」
蟻田 「でも、それは人間とて同じでござろう?」
「人間がひとり生まれるために、3億個の精子が卵子を目指して競争をする」
齊藤 「たしかに・・・」
蟻田 「完成されたものをひとつ作るためには、
犠牲となるたくさんのものが必要なのでござる」
「先ほどの、ホームページのアクセスを防ぐ方法にしてもしかりじゃ」
「欠点があるアイデアでも、まずは『なるほど』と、
まずは受け入れる事が大切ではないかの?」
齊藤 「でも、『なるほど』と、認めてしまうと、
そのアイデアを実行しないといけないような気がして」
蟻田 「それは思い違いじゃ」
「この時の『なるほど』は、『それいいですね!やりましょう!』
という意味ではない」
「『あなたの言う日本語はわかりました』という“理解”に過ぎぬ」
「お主にとって、有用であるかどうかは、あとで考えればいいではないか」
齊藤 「なるほど」
蟻田 「意見を却下されるというのは、結構辛いことじゃ」
「特に拙者のような、ナイーブな心の持ち主は特にな」
齊藤 「はぁ・・・」
(どこがナイーブなんだろう?) (*´д`)??
蟻田 「とにかく、もらったアイデアを却下し続けると、
お主にアイデアを話してくれる人がいなくなる」
齊藤 「そうなってしまうと、狭い考えしか出てこなくなりそうですね」
蟻田 「これは部下に接する時も同じじゃと思う」
「部下が何か意見を言った時、上司が頭ごなしに否定してしまう」
「たとえば、『それは前に試した!』とか」
「『そんなくだらんアイデアしかないのか?!』など」
齊藤 「そんな言い方したら、部下はもう意見を出さないでしょうね」
蟻田 「じゃろう?」
「でも実際、多くの上司は頭ごなしに部下の意見を
否定をしているのではないか?」
齊藤 「『最近の部下は、自分の意見を言わなくて困る』と、
言う方もいますが、意外と上司側に問題があるのかもしれませんね」
蟻田 「かもしれぬな」
「とにもかくにも、まずは相手の意見を『なるほど』と、
受け止める事が大事じゃ」
「わかったか?」
齊藤 「はい!」
蟻田 「おお、さっそく実行しておるの」
齊藤 「はい!」
蟻田 「高級羽毛布団! たった30万円! ほしいか?!」
齊藤 「はっ・・・!って、悪徳商法か!」 (#`Д´)
- 次回に続きます -
【 作成者 】
志縁塾 講師 齊藤 正明 (会議コンサルタント)
大学卒業後、水産分野の研究開発に従事。
その研究所は、所長の無理な指示で2割くらいの
社員が会社を休む環境であった。
齊藤自身も、マグロの鮮度保持剤を開発している時、
所長から、「お前は一度、マグロのすべてを知ってこい」
と言われ、マグロの遠洋漁業に出され、その後、
うつ状態で休職。
個人の能力が発揮できるよう、対等な話し合いの場を
作るため会議術(ファシリテーション)を学び、
独自の方法を開発。
現在、会議コンサルタントして活躍。
趣味の昆虫採集と、コミュニケーション術を併せた
コラム、東京京橋昆虫館物語を、ここに連載中。
ファシリテーター齊藤正明の公式サイトは、
ここから見られます。
【 近日行うセミナー 】
志縁塾で、近日行うセミナーについて、ご紹介いたします。
よろしければいらしてください。
①7月 9日(水) 19:00~21:00
会議術セミナー
②7月23日(水) 19:00~21:00
昆虫などから学ぶ、人生をよりラクに生きるコツ
③8月24日(日) 10:30~14:30
【NPO企画】齊藤正明プロデュース!
大谷由里子と昆虫にふれよう!【 夏の昆虫採集 】


