第29回 細菌(バクテリア)から学ぶ、『助け合いの大切さ』とは?【前編】
【 この物語の概要 】
昆虫は動物の75%を占めている、地球上でもっとも繁栄している生き物です。
昆虫はどのようにして、それだけの繁栄をしたのでしょう?
昆虫繁栄の仕組みを、『人間の生き方にどう活かすか?』を、
おもしろ楽しく紹介しています。
この物語は、“会議のコンサルティング”を仕事にしている齊藤が、
ある日、ふらりと立ち寄った昆虫館でのお話です。
昆虫館の館長は、蟻田さんという巨大なサムライアリです。
【 本編はここからです 】
齊藤 「蟻田さん、これからはやっぱり“個”の時代ですね!」
「企業とかで個性を埋没させていたら、生きている甲斐がないですよ!」
「やっぱり自分自身のブランドを築き上げ、他に頼らないで生きる時代ですよ」
蟻田 「なんじゃ、また本に影響されたのか?」
「ホントにお主は自分がない奴でござるな」
齊藤 「そんな冷たい言い方しなくてもいいじゃないですか~」
「せっかく、またひとつ気づきを得たんですから」
「とにかく僕は決めたんです!」
「これからはウサギのように群れるのは止めて、一匹狼になります」
蟻田 「水をさすようで悪いのじゃが、ウサギは、
なわばり意識が強いので、群れはつくらぬ」
「オス同士を一緒にすると、一方が死ぬまで蹴り合う事もある」
「『ウサギは寂しがり屋』というのは、ある意味で大うそでござる」
齊藤 「そ、そーなんですか?!」 (゚Д゚|||)
蟻田 「代わりに、究極の“一匹狼”を見せよう」

齊藤 「何も見えませんが?」
蟻田 「緑色のネットリしたものが付いておるだろう?」
齊藤 「このコケですか?」
蟻田 「これはコケではなく、シアノバクテリアでござる」
齊藤 「シアノバクテリア?」
蟻田 「植物プランクトンの一種でござる」
「海水魚の水槽にも、よく紫色の膜のようなものが貼り付いておろう?」
齊藤 「あー、水槽を放置してると、大繁殖しますよね」
「むかし、『南国の海』を再現しようとして、
きれいな魚やサンゴを入れた水槽を作ったんですよ」
「で、掃除が面倒で放っておいたら、バタバタと魚が死んでしまって・・・」
「それでも放置していたら、紫色のネットリした膜が
水槽中を覆ってしまいまして」
「『南国の海』どころか、『化け物屋敷』みたいでしたから」
蟻田 「お主は一生、生き物を飼うな!」 ヽ(`Д´)ノ
「ちなみにこのシアノバクテリア、地球最初の生物と言われているでござる」
齊藤 「え、こんなフツーにいると、全くありがたみがないですね」 (; ̄д ̄)
蟻田 「まぁ、シアノバクテリアと一口に言っても、たっくさん種類がおるからな」
「地球で最初に生まれたシアノバクテリアは、深海におった」
齊藤 「ところで、このバクテリアの何が究極の一匹狼なんですか?」
- 次回は、地球最初の生物における進化のお話です -
【 作成者 】
志縁塾 講師 齊藤 正明 (会議コンサルタント)
大学卒業後、水産分野の研究開発に従事。
その研究所は、所長の無理な指示で2割くらいの
社員が会社を休む環境であった。
齊藤自身も、マグロの鮮度保持剤を開発している時、
所長から、「お前は一度、マグロのすべてを知ってこい」
と言われ、マグロの遠洋漁業に出され、その後、
うつ状態で休職。
個人の能力が発揮できるよう、対等な話し合いの場を
作るため会議術(ファシリテーション)を学び、
独自の方法を開発。
現在、会議コンサルタントして活躍。
趣味の昆虫採集と、コミュニケーション術を併せた
コラム、東京京橋昆虫館物語を、ここに連載中。
ファシリテーター齊藤正明の公式サイトは、
ここから見られます。
【 近日行うセミナー 】
志縁塾で、近日行うセミナーについて、ご紹介いたします。
よろしければいらしてください。
①6月26日(木) 19:00~21:00
昆虫から学ぶ、人間関係をよくするコミュニケーションセミナーVol.3
②7月 9日(水) 19:00~21:00
会議術セミナー
③8月24日(日) 10:30~14:30
【NPO企画】齊藤正明プロデュース!
大谷由里子と昆虫にふれよう!【 夏の昆虫採集 】


