第28回 赤虫から学ぶ、『弱者最強の戦略』とは? PART 4
【 前回からの続きです 】
「地球の歴史で言えば、巨大隕石が落ちてきたり、
氷河期になったりする事じゃな」
「これはもう、生物の力では、いくら努力してもどうにもならん事じゃ」
「ネムリユスリカのように、環境がよくなるまで待つしかあるまい」
齊藤 「環境が、いくら待っても良くならない場合は?」
蟻田 「死ぬじゃろうな」
齊藤 「結局、報われないじゃないですか」 (-_-;)
蟻田 「必ず報われるものなど、自然の中にはないでござる」
「いくら繁栄してても、絶滅する動物は絶滅する。恐竜のように」
「そこは生物では操作のできない、大自然の領域でござる」
「じゃから、人間を含めた生き物たちは、しょせん、
自分たちができる事を精一杯やるしかないでござる」
「その結果がどうなるかは、大自然に任せるしかないと思うのじゃ」
齊藤 「確かに僕らは結果をいつも求めますけど、
結果は運による部分も多いのですね」
「そう考えると、いい意味であきらめがつく考え方ができそうですね」
蟻田 「ちなみに、企業の中でも『待つ』という戦略で成功した所がある」
齊藤 「え、どこですか?」
蟻田 「旭化成のサランラップでござる」
「昭和35年当時、旭化成は、アメリカでサランラップが
売れているのを知り、日本でも販売をしたのじゃ」
「でも、これが全く売れんかった」
齊藤 「なじみがなかったかですか?」
蟻田 「使い道がなかったでござる」
「当時は、冷蔵庫の普及率が10%でござった」
「じゃから、食品を長期保存するという考え自体がなかったでござる」
齊藤 「新聞紙で皿をおおって、戸棚に入れてそうですよね」
蟻田 「そんな有様じゃから、売れないとわかった時点で、
積極的な広告を止めたのじゃ」
齊藤 「アカムシのように、『待つ』状態ですね」
蟻田 「昭和40年になり、冷蔵庫の普及率が50%を越えた時点で、
広告を活発に行い、サランラップは市民権を得たのじゃ」
齊藤 「へぇ~~~」
蟻田 「詳しくは、旭化成ホームプロダクツのHPを見るが良い」
蟻田 「うむ、今日はお主のためにものすごく色々と教えてしまった」
「というわけで、授業料は10万円でござる」
齊藤 「いや、とてもそんなお金持ってないです」
蟻田 「何、無いと申すか?!」
「その証拠に、ちょっと財布を出してみよ」
齊藤 「これは、もしかしてユスリか(ユスリカ)?」 ( ゚д゚)
- 今日もダジャレでオチが付きました -
【 作成者 】
志縁塾 講師 齊藤 正明 (会議コンサルタント)
大学卒業後、水産分野の研究開発に従事。
その研究所は、所長の無理な指示で2割くらいの
社員が会社を休む環境であった。
齊藤自身も、マグロの鮮度保持剤を開発している時、
所長から、「お前は一度、マグロのすべてを知ってこい」
と言われ、マグロの遠洋漁業に出され、その後、
うつ状態で休職。
個人の能力が発揮できるよう、対等な話し合いの場を
作るため会議術(ファシリテーション)を学び、
独自の方法を開発。
現在、会議コンサルタントして活躍。
趣味の昆虫採集と、コミュニケーション術を併せた
コラム、東京京橋昆虫館物語を、ここに連載中。
ファシリテーター齊藤正明の公式サイトは、
ここから見られます。
【 近日行うセミナー 】
志縁塾で、近日行うセミナーについて、ご紹介いたします。
よろしければいらしてください。
①6月26日(木) 19:00~21:00
昆虫から学ぶ、人間関係をよくするコミュニケーションセミナーVol.3
②7月 9日(水) 19:00~21:00
会議術セミナー
③8月24日(日) 10:30~14:30
【NPO企画】齊藤正明プロデュース!
大谷由里子と昆虫にふれよう!【 夏の昆虫採集 】


