第23回 サソリから学ぶ、『人への期待のしかた』とは?
【 この物語の概要 】
昆虫は動物の75%を占めている、地球上でもっとも繁栄している生き物です。
昆虫はどのようにして、それだけの繁栄をしたのでしょう?
昆虫繁栄の仕組みを、『人間の生き方にどう活かすか?』を、
おもしろ楽しく紹介しています。
この物語は、“会議のコンサルティング”を仕事にしている齊藤が、
ある日、ふらりと立ち寄った昆虫館でのお話です。
昆虫館の館長は、蟻田さんという巨大なサムライアリです。
【 本編はここからです 】
齊藤 「こんにちはー」
蟻田 「・・・」
齊藤 「おっ、珍しく真剣な表情ですね」
「何をしているんですか?」
蟻田 「・・・今、サソリの世話をしておる」
齊藤 「それはそれは、命がけの作業中でしたか」
蟻田 「今月は、夏の代表的な星座、サソリ座にちなんで、
サソリ祭りをしようと思ってな」
齊藤 「サソリと言っても、結構いろんな種類がいるんですねー」
「いかにも危険そうな、まだら模様のもいますね」
蟻田 「そいつは、マダラサソリでござる」
齊藤 「こいつ、体はそれほど大きくないですが、尾は長いですね」
蟻田 「デスストーカーでござる」
「超猛毒なので、人間もイチコロじゃ」
齊藤 「名前からしてキケンですね・・・」 (; ̄д ̄)
「うわっ!何スか?このでっかいサソリ!」
蟻田 「そいつは、とっておきのエンペラースコーピオンでござる」
「体長30cm。 世界最大のサソリじゃ」
エンペラースコーピオン(ダイオウサソリ) 【 ウィキペディアへのリンク 】
齊藤 「こ、こんなのに刺されたら、一発で黄泉の国ですね」 (-_-;)
蟻田 「拙者は、こいつを手なずけようと、もう3年間努力しておる」
「呼ぶとそばに来てくれたり、頭をなでさせてくれたら
うれしいと思わぬか?」
齊藤 「あ、あまり思いませんが・・・」 (-_-;)
蟻田 「お、エサやりの途中でござった」
「節子~、ゴハンのコオロギでござるぞ~」
齊藤 「節子・・・?」
蟻田 「『節足動物の子』を略し、節子と名付けたでござる」
齊藤 「ああ、いい名前ですね・・・」 (-_-;)
蟻田 「その割に、ナゼ、棒読みでござる?」
ブスッ
齊藤 「うわぁぁぁぁ!! 蟻田さんが刺された!!!!」
「解毒剤! 解毒剤はどこですか?!」
蟻田 「げ、解毒剤はないでござる・・・」
「節子には、もう3年間も愛情を注いでいるのに、
まだ拙者を愛してくれぬ」
「拙者にとって、これほど悲しいことはない」
「もう、よい。 全てが終わったのじゃ・・・」
齊藤 「しゃべらないで下さい! すぐ救急車を呼びますから!!」
蟻田 「ハァ、ハァ・・・」
「きゅ、救急車など、もう意味がない・・・」
齊藤 「ああ、もう息まで上がってるじゃないですか!」
蟻田 「ハァ、ハァ・・・」
「それより、節子を・・・。節子を頼む・・・」
齊藤 「わかりました、わかりましたから、もうしゃべらないで下さい!」」
- 蟻田さんは助かるのか? 次回に続きます -
【 作成者 】
志縁塾 講師 齊藤 正明 (会議コンサルタント)
大学卒業後、水産分野の研究開発に従事。
その研究所は、所長の無理な指示で2割くらいの
社員が会社を休む環境であった。
齊藤自身も、マグロの鮮度保持剤を開発している時、
所長から、「お前は一度、マグロのすべてを知ってこい」
と言われ、マグロの遠洋漁業に出され、その後、
うつ状態で休職。
個人の能力が発揮できるよう、対等な話し合いの場を
作るため会議術(ファシリテーション)を学び、
独自の方法を開発。
現在、会議コンサルタントして活躍。
趣味の昆虫採集と、コミュニケーション術を併せた
コラム、東京京橋昆虫館物語を、ここに連載中。
ファシリテーター齊藤正明の公式サイトは、
ここから見られます。
【 近日行うセミナー 】
志縁塾で、近日行うセミナーについて、ご紹介いたします。
よろしければいらしてください。
①6月26日(木) 19:00~21:00
昆虫から学ぶ、人間関係をよくするコミュニケーションセミナーVol.3
②7月 9日(水) 19:00~21:00
会議術セミナー


