第16回 寄生虫から学ぶ、『人間に寄生しているもの』とは?【前編】

齊藤 「こんにちは~、今日も暑いっすね~」

蟻田 「なんじゃ、またアイスなんぞ食べておるのか」

齊藤 「いやー、こう暑いとやってられなくて」

    「この『ガリガリ君』は昔から大好きなんですよ」

    「でも、キャラクターの絵は、昔の鬼気迫る感じの方が好きでしたね」

蟻田 「・・・その話、きっとこれを読んでいる人にはわからぬと思うぞ」

齊藤 「ああ、すみません。 こう暑いと、理性があまり働かなくて」

    「ところで、何か新しいものを展示したみたいじゃないですか」

蟻田 「うむ。初夏らしく、寄生虫の展示を始めたでござる」

齊藤 「ど、どの辺が初夏らしいのでしょうか・・・?」 (-_-;)

蟻田 「初夏といえば、蚊でござる。蚊といえば、寄生虫でござる」

齊藤 「なんで蚊が寄生虫なんですか?」

蟻田 「病気を広める昆虫といえば、イメージ的にはハエやゴキブリであるが、
     実際は蚊が一番病気を蔓延させているでござる」

    「蚊が広める寄生虫病のひとつ、マラリアでは、
     毎年200~300万人が死ぬ」

   「他にも一般的にもよく聞く寄生虫病は、『フィラリア』や
    『眠り病』などがあるでござる」

齊藤 「『眠り病』?私も学生時代は眠り病でした。授業を15分くらい
     聞いていると、意識がいつの間にかなくなってしまって・・・」

蟻田 「それは単なる『なまけ病』じゃ!」 (#`Д´)

    「眠り病は、ハエが運ぶ寄生虫が原因でござる」

    「この寄生虫に冒されると、中枢神経が破壊され、眠ったようになる」

    「一応、治療薬はあるでござるが、起きる事なく
     死んでしまう可能性も高い病気でござる」

齊藤 「こわっ!それは日本でもみられる病気なんですか?」

蟻田 「いや、マラリアにしても眠り病にしても、熱帯病でござるから、
     日本はほとんどないに等しいでござる」

齊藤 「それは安心しました。でも、熱帯の人は大変ですね」

蟻田 「そのうち、『大変ですね』など、言ってる余裕はなくなるかもしれぬぞ」

    「地球温暖化で、日本も熱帯病が蔓延し始めるのは
     時間の問題という研究もある」

蟻田 「それはさておき、これがなんだかわかるでござるか?」

齊藤 「?」

    「何です? このひからびたカンピョウのようなものは?」


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蟻田 「ハリガネムシという、寄生虫の死骸でござる」

齊藤 「ブッ!また変なものをつかませないでくださいよぉ」 (´Д`)

蟻田 「これはカマキリの中に入っていたでござる」

齊藤 「こんな長いの、どうやってカマキリに入るんですか?」

蟻田 「腸に折りたたむように入っておるので、カマキリよりも長くても入るのでござる」

齊藤 「でも、一生カマキリのおなかで過ごすというのも、寂しいですね。狭いですし」

蟻田 「ハリガネムシは、そんなにおとなしい寄生虫ではござらぬ」

    「寄生虫が、カマキリを乗っ取っておるのでござる」

齊藤 「乗っ取る?」

蟻田 「さよう。寄生虫がカマキリの動きをコントロールしておるのでござる」

    「たとえるなら、正太郎君が、鉄人28号を動かしているようなものじゃ」

齊藤 「・・・正太郎君を寄生虫扱いしていいのでしょうか?」 (*´д`)

    「鉄人28号の話は置くとして、コントロールって何をするんですか?」

蟻田 「寄生虫が、カマキリを池に誘導して溺死させるでござる」

齊藤 「えー、寄生虫が、どうやってカマキリを池に誘導するんですか?」

蟻田 「充分にはわかっておらぬが、寄生虫が、カマキリの神経を
     乗っ取っているという説があるでござる」

齊藤 「コワー!」 (゚Д゚|||)

    「ところでカマキリを溺死させてどうするんですか?」

蟻田 「ハリガネムシは水中で卵を産みたいので、カマキリを水没させるのじゃ」

齊藤 「な、なんてヒドイ・・・」(>_<)

    「ところで、人間を操る寄生虫っているんですか?聞くのも怖いのですが」

蟻田 「寄生虫としてはおらん・・・」

齊藤 「おー、よかった!」

蟻田 「が、お主を含め、多くの人がカマキリと同じように、
     小さなものにコントロールされておるぞ」

齊藤 「え、何の事ですか???」(*´д`)??




   - 人間がコントロールされている小さいものとは何か?次回に続きます -




【 作成者 】

  志縁塾 講師 齊藤 正明 (会議コンサルタント)

  大学卒業後、水産分野の研究開発に従事。

  その研究所は、所長の無理な指示で2割くらいの
  社員が会社を休む環境であった。 

  齊藤自身も、マグロの鮮度保持剤を開発している時、
  所長から、「お前は一度、マグロのすべてを知ってこい」
  と言われ、マグロの遠洋漁業に出され、その後、
  うつ状態で休職。

  個人の能力が発揮できるよう、対等な話し合いの場を
  作るため会議術(ファシリテーション)を学び、
  独自の方法を開発。

  現在、会議コンサルタントして活躍。

  趣味の昆虫採集と、コミュニケーション術を併せた
  コラム、東京京橋昆虫館物語を、ここに連載中。

  ファシリテーター齊藤正明の公式サイトは、
  ここから見られます。





【 近日行うセミナー 】

 志縁塾で、近日行うセミナーについて、ご紹介いたします。
 よろしければいらしてください。


 ①6月26日(木) 19:00~21:00 
  昆虫から学ぶ、人間関係をよくするコミュニケーションセミナーVol.3


 ②7月 9日(水) 19:00~21:00 
   会議術セミナー





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