第6回 「女性ホルモンをエサとして増殖か、否か。」
乳がん患者さんとお話する際、必ず話題にでるのが、
「あなたはホルモンはどうなのよ?」
「私はプラスなのよね。」
とか、こういう話に必ずなります。
ホルモン。これはホルモンレセプターのことで、
エストロゲンとプロゲステロンという二種類の女性ホルモンを調べるのです。
その人が持っているガンが果たしてその二種類の女性ホルモンに起因してガンが発生しているかどうか?
要は、
「女性ホルモンをエサとして乳がんが増殖していくかどうか?」
ということになります。
ホルモンをエサにしているかどうかで、まったく治療方法が変わってきます。
もちろん、ホルモンプラスであれば、ホルモンを調整するホルモン療法が行われます。
が、どちらもマイナスという人には、投薬しても効かない率が高いので、使われません。
ちなみに、私は、エストロゲン・プロゲステロンともに、マイナス。
だから、ホルモン剤は投与されたことがありません。
まったく、私のガンは一体何をエサにして増殖しているのか?と感じてしまいます。
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手術後、取り出したがん細胞はすぐ病理検査にまわされ大体2週間後くらいに結果がわかります。
内容は
①腫瘍サイズ。
②リンパ節への転移の有無あれば、何個転移しているか?
③核異型度
④ホルモンレセプターの有無。
⑤ハーツー受容体の有無
⑥その腫瘍がどんな病態か?(非浸潤かなにか?)
というところなのですが、お医者様はこの診断結果を必ず踏まえて、今後の治療はどのように行うかを決定づけるところなのです。
実は、乳がんに関しては世界的に治療エビデンスが画一化されていまして、
この程度だとこういう治療ということが、ある一定の基準になっています。
しかし当然お医者様によって見立ても違いますし、臨床経験からおける知識や患者の年齢や病態に対しての勘を働かせ治療を決めていきますので、治療方法も期間も変わってくるのが実状です。
例えば誰か知っている方で乳がんの患者さんがいらしても、その方が行っている治療は、誰もがに当てはまることはまずありません。
3人いれば3様ということになり、実に細かく分類されてきます。
| 最終回「それで、いいのだ、って。」 | |
| 第7回 「毒をもって制している、のか?全身治療:抗癌剤」 | |
| 第6回 「女性ホルモンをエサとして増殖か、否か。」 | |
| 第5回 「乳がん手術=乳房+“リンパ節切除”?の巻」 | |
| 第4回 乳房は生えてこない。 | |
| 第3回 知識もセカンドオピニオンも必要なガン治療。 | |
| 第2回 乳癌早期発見には自己検診がピカイチ! | |
| 第1回 乳房の外側より中味に関心を |


