第1回 乳房の外側より中味に関心を

今日、とあるショッピングセンターでエスカレーターを降りたとき、すぐ目に飛び込んできたのは、女性の下着売り場でした。
カラフルで種類豊富でワクワクするようなほどの量がいっぱい飾ってありました。
下着はオンナの夢です。インナーに気を配りいかに自分をキレイに見せるかがしどころです。
私も以前は自分の小さな胸をいかに綺麗に見せるか、寄せて上げてのブラジャーを買ったこともあります。

 我々女性は、大きい人は垂れないにはどうしたら良いか、もしくは小さい人はなんとか大きく見せる、あるいは少しでも大きく成れるようにできないか、と外見を気にする風潮がどうしても強いです。
そのための下着や健康グッズ、そして美容整形も花盛りです。

しかし、そんな外見ばかり気にしても、ある日その外見が本当に内側から崩れていってしまう、
それが乳がんです。

 私自身33歳で乳がんと診断されるまで、全く自分はならないと勝手に信じていました。
理由は、痩せている、バストが小さい、初潮年齢が高い、親戚縁者に乳がんナシ、だったからです。
私も告知を受けてから、病院にあるリーフレットをちらと読んだら、
「近年欧米型の食生活になり、脂肪過多な食事をとっており、また女性の社会進出も増え、うんぬん。」
「乳がんになりやすい方は肥満傾向、初潮年齢が低い、親戚縁者に乳がん患者あり、出産経験なし・・・」
確かに当てはまるところもあれば、当てはまらないところもある。
私の横で入院していた人は若いうちに子供3人産んで乳がんになっている。
とどのつまり、うちの主治医がおっしゃってましたが、
「齋藤さん、あれこれ理由言われているけれどもね、ホントのところはよくわからないんだよ。」と。
・ ・・これが最大のポイントです。
ということは、誰しも乳がんになる機会はどの女性にも平等に与えられているということです。

 アメリカでは8人に1人、日本では現在23人に1人の割合になる勢いで乳がん患者は増え続けています。
厚生労働省では2004年に乳がん検診のマンモグラフィ年齢対象を50歳から40歳へ引き下げたとのことですが、実際は私のような30歳代、そしていまや20歳代の患者も多いです。
私の友人の従妹は32歳で4歳の男の子を残して乳がんで死亡しておりますし、乳腺専門医が開いているサイトの乳がん治療に関する問い合わせにも20代の書き込みも多いです。私の主治医の元にくる患者さんもここ2年くらいで患者は急増しており、中でも20代も多くなっているとことです。

 女性雑誌でもかなり乳がんや子宮ガン等の女性特有の病気に対しての特集を組むようになりました。
その記事を関心を持って見られる方、見られない方半々だと私は思います。
乳がんのサイトも自分かもしくは身近な人が罹患して初めて検索するものだと思います。
これを読まれている方は忙しく企業でバリバリに働いている女性が多いかと思われますが、
私の経験を書くのを通して、是非ご自分の乳房の外見よりも中味に関心を抱いてもらうように、と切に願っております。

 次回から私の履歴を踏まえながら「乳がんの実態」を書いていきます。